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小児歯科医と小児歯科専門医の違い

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小児歯科医と小児歯科専門医の違い

小児歯科医は小児歯科を診る歯医者で、小児歯科専門医は、日本小児歯科学会が認定し、一定レベルの試験や、技術、経験を持った歯科医師です。

小児歯科医は歯科医師免許だけあれば良いですが、小児歯科専門医は歯科医師免許の他に小児歯科学会の認定試験に合格した歯科医師のみがなれ、前歯科医師の中で約1%の歯科医師のみに許された資格です。

小児歯科専門医に関しては別記事で、特集していますので、そちらを参照してください。

小児歯科医

この言葉は、ものすごく裏の幅が大きいです。純粋な意味で、小児歯科医とは小児歯科を専門に診療を行い、技術並びに勉強を行っている先生で、将来的には小児歯科専門医を目標としている先生です。

しかしつい最近はこのような、熱い気持ちを持った先生を見かけなくなりました。歯科医院のホームページを確認すると、小児歯科医と書かれている先生の特徴は、女の先生で女医を宣伝の要として書かれており、履歴を確認すると、老人の義歯を専門に勉強してきた経験のみや、インプラントを専門に勉強してきた先生で、小児歯科学会どころか、小児の“小”すら、出てきません。

要するに女の先生なら、小児の先生に見え、子どもの相手をするのに印象が良いという意味で、女医の先生が抜擢されるケースが、多く見かけられます。

また、一般的な小児歯科医を見る目もそのような傾向を示す人も多いです。私の所でも、女の先生を希望とする方も、多いいです。

当然そのような方針の医院では、トラウマになるから、抑えて治療するとか、無理な診療はしません!と、言う言葉の上で診療を行います。診療を行うと言いましたが、見ているだけです。世間一般で言うたらい回しや、問題の先延ばしだけを行います。

なぜなら、子どもの扱いなれてなく、診療報酬を最大の目的としているので、無駄な時間は過ごしたくないという思いが最優先します。

その中でも、熱い気持ちを持った小児歯科医の先生はいます。そのような先生の特徴は、大学を卒業後、大学病院の小児歯科の医局入局にしています。

さらに小児歯科学会に所属しています。

ですので、必ず、その先生の略歴を確認してください。つい最近小児歯科の医局に入局(在籍)して無く、入れ歯の先生が、小児歯科学会に入会しているケースも見かけますが、これは微妙です。

経営の名前上、入会しているのか、それとも新規で勉強しようと思い小児歯科学会に入会したのかは、わかりにくいです。ただ、医局に入会していないという意味では、実際の臨床経験での技術はどこまであるか未知数なのも事実です。

小児歯科専門医(なんちゃっても、いるかも)

日本小児歯科学会で認定された、一定レベルの資格を持ったスペシャリストを指しますが、複数の歯科医院のホームページで見受けられます。執筆当時で日本全国の歯科医師の中で、約1,200名しか存在しないのに大量に見かけます。

中にはちゃんとした、小児歯科専門医はいますが、一部で、拡大解釈をした小児歯科専門医となのる医院もあります。

その歯科医院では、小児歯科を専門に診ている歯科医師という意味で、小児歯科認定、小児歯科専門医でなく、自分自身(自院)認定、小児歯科専門医です。

なんのためにそんな事をするのか?

それは、集客です。

虫歯のない、何もしなくて良い子は、フッ素塗って定期的な数あわせになります。一方虫歯の子は、ある程度大きくなったら、うちでは診れませんので、他行ってくださいや、小児歯科専門の歯医者に行ってくださいと言われます。

本当の意味の定義道理の小児歯科専門医か、なんちゃって小児歯科専門医かを見分けるこつは、小児歯科学会の専門医名簿一覧に名前が載っているかどうかが、一番の確実な見分け方です。

とくに小児歯科はおまけ程度しか考えていない先生がいますので、注意が必要です。

一方、小児歯科専門医を持っていなくても、お子さんの治療に真剣に頑張っている先生も多く見かけます。

もしそのような歯科医院を探しているのならば、別記事の近くで小児歯科を探すポイントを特集した記事を掲載していますので、そちらを参考にしてみてください。

医療法における広告掲載のガイドラインに関して

歳ほども述べましたが、小児歯科専門医は、日本小児歯科学会認定、小児歯科専門、○○(先生の名前)が必ず必要となります。そのため、先生の略歴を調べて、そのような記載があるかを調べてください。

バイトの先生で、バイトの先生の履歴がなく、小児歯科専門医の先生が診療をしますという表現はガイドライン違反になります。

ただ問題は、ガイドライン違反をして、取り締まったと言う話を聞いたことがありません。

そのため、都合の良い言葉が、氾濫して、あの手この手の表現があります。

かならず、少子化の先生の履歴の確認と日本小児歯科学会での専門医名簿を確認することをお勧めします。

また、日本小児歯科学会の旧制度に小児歯科認定医もあります。このことに関しては、今後別記事で特集する予定でいますので、そちらを参考にしてください。

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この記事を書いた人

歯科大学卒業後、小児歯科を専攻として大学院を卒業し博士(歯学)号を取得。大学の小児歯科教室で教員を務めた後、地元で小児歯科を専門として開業しつつ、大学の非常勤講師(小児歯科)に任命中。小児歯科学会の認定医、専門医試験に合格して現在は専門医の資格を所有。小児歯科を専門とした歯科医師です。

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